『天国から離れて』
2014年 11月 25日
『天国から離れてーへレン・シャックマンと『奇跡講座』誕生の物語』
ケネス・ワープニック 著
加藤三代子 深井美子 共訳 中央アート出版 3,800円+税
『奇跡のコース(講座)』を筆記したヘレン・シャックマンについて書かれた本です。
ヘレンの生涯も興味深いし、『コース』誕生のいきさつもとても興味深いし、
著者とヘレンのかかわりと、著者の在り方も興味深いし、
そして何より、この本を読むことで、『コース』への理解が深まる感じがします。
2段組み 575ページの重い本です。
でも、なかなか興味深い内容なので、『コース』よりはずっと楽に読めます。
著者のケネスは、『コース』筆記終了後の1973年にヘレンと出会い、
ヘレンが死去するまでの8年間、とても密にヘレンと行動をともにします。
霊的な親子といってもいいほどです。
ケネスは、イスラエルの修道院に入る計画を持っていましたが、
計画実行直前に『コース』に出会い、『コース』とともに歩む人生を選びました。
『コース』の編集作業に携わり、その解説や執筆に従事、
やがて教育機関「奇跡講座のための財団」を設立し、
ワークショップなどを開催しています。
『コース』の学生なら既にご承知の人も多いでしょうが、
コロンビア大学の心理学の教授だったヘレンとビルが、
犬猿の仲だったのですが、あるとき突然一致協力する気になり、
そのとたん、イエスが助力を申し出た(?)のです。
やがて「これは『奇跡のコース』です、ノートをとりなさい」とイエスの声は言い、
ビルがヘレンを励まし、7年にわたる筆記を協力して成し遂げたのです。
にもかかわらず、ビルトへレンの仲は一時期良くなったように見えたものの、
最後まで最悪だったようです。
『コース』に対するヘレンとビルの態度は、とても真摯だったということが、至るところに感じられます。
ヘレンは『コース』の内容はとても高度で、簡単に習得できるものではないと考えていて、
とても強い自我を持つ自分が、実践できないでいることを正直に公表していました。
そして、それを見ているケネスが、
実践しないことを選んでいるヘレンをそのまま受け入れる選択をしているところが、
とても考えさせられました。
ヘレンの夢の中で、人生の記録者との対話があります。
ヘレンが自分の記録の内容を聞きたがりますが、
記録者は、最後にひっくり返ることもあるので、それは意味がないと答えます。
ヘレンの人生も、それに当たったと、ケネスは確信したようです。
ヘレンはイエスに迎えられ、我が家に還ったのです。
子供の頃から「世界的な詩人になる」とか「世界的に有名な・・・になる」と考えていたヘレンは、
自分で全く予想できなかった、けれどそれどころではないとても大きな仕事をしたのでした。
でも、この仕事はヘレンの自我にとっては嫌悪すべき恥(?)であったようで、
ひたかくしにしていたので、
ヘレンのこの部分を全く知らない身近な人も多かったようです。
ヘレンは、詩もたくさん書いていて、ケネスがねだっては書かせたようです。
この本の中で幾つか紹介されていますが、すばらしいものです。
それもやがて翻訳出版してほしいものです。
『コース』を読んでいるとこの本が読めないし、
これを読んでいると『コース』が止まってしまうし・・・
5ヵ月半かけてようやく読了し、
首を長くして待っているコース仲間にようやく回せると、ほっとしています。
ゼロ会メンバー あみちゃん製作
心とからだのセラピースペース ダブルレインボー
E-メール:info@d-rainbow.com
URL:http://www.d-rainbow.com
℡ 079-423-3780
ケネス・ワープニック 著
加藤三代子 深井美子 共訳 中央アート出版 3,800円+税
『奇跡のコース(講座)』を筆記したヘレン・シャックマンについて書かれた本です。
ヘレンの生涯も興味深いし、『コース』誕生のいきさつもとても興味深いし、
著者とヘレンのかかわりと、著者の在り方も興味深いし、
そして何より、この本を読むことで、『コース』への理解が深まる感じがします。
2段組み 575ページの重い本です。
でも、なかなか興味深い内容なので、『コース』よりはずっと楽に読めます。
著者のケネスは、『コース』筆記終了後の1973年にヘレンと出会い、
ヘレンが死去するまでの8年間、とても密にヘレンと行動をともにします。
霊的な親子といってもいいほどです。
ケネスは、イスラエルの修道院に入る計画を持っていましたが、
計画実行直前に『コース』に出会い、『コース』とともに歩む人生を選びました。
『コース』の編集作業に携わり、その解説や執筆に従事、
やがて教育機関「奇跡講座のための財団」を設立し、
ワークショップなどを開催しています。
『コース』の学生なら既にご承知の人も多いでしょうが、
コロンビア大学の心理学の教授だったヘレンとビルが、
犬猿の仲だったのですが、あるとき突然一致協力する気になり、
そのとたん、イエスが助力を申し出た(?)のです。
やがて「これは『奇跡のコース』です、ノートをとりなさい」とイエスの声は言い、
ビルがヘレンを励まし、7年にわたる筆記を協力して成し遂げたのです。
にもかかわらず、ビルトへレンの仲は一時期良くなったように見えたものの、
最後まで最悪だったようです。
『コース』に対するヘレンとビルの態度は、とても真摯だったということが、至るところに感じられます。
ヘレンは『コース』の内容はとても高度で、簡単に習得できるものではないと考えていて、
とても強い自我を持つ自分が、実践できないでいることを正直に公表していました。
そして、それを見ているケネスが、
実践しないことを選んでいるヘレンをそのまま受け入れる選択をしているところが、
とても考えさせられました。
ヘレンの夢の中で、人生の記録者との対話があります。
ヘレンが自分の記録の内容を聞きたがりますが、
記録者は、最後にひっくり返ることもあるので、それは意味がないと答えます。
ヘレンの人生も、それに当たったと、ケネスは確信したようです。
ヘレンはイエスに迎えられ、我が家に還ったのです。
子供の頃から「世界的な詩人になる」とか「世界的に有名な・・・になる」と考えていたヘレンは、
自分で全く予想できなかった、けれどそれどころではないとても大きな仕事をしたのでした。
でも、この仕事はヘレンの自我にとっては嫌悪すべき恥(?)であったようで、
ひたかくしにしていたので、
ヘレンのこの部分を全く知らない身近な人も多かったようです。
ヘレンは、詩もたくさん書いていて、ケネスがねだっては書かせたようです。
この本の中で幾つか紹介されていますが、すばらしいものです。
それもやがて翻訳出版してほしいものです。
『コース』を読んでいるとこの本が読めないし、
これを読んでいると『コース』が止まってしまうし・・・
5ヵ月半かけてようやく読了し、
首を長くして待っているコース仲間にようやく回せると、ほっとしています。
ゼロ会メンバー あみちゃん製作
心とからだのセラピースペース ダブルレインボー
E-メール:info@d-rainbow.com
URL:http://www.d-rainbow.com
℡ 079-423-3780
by d_rainbow
| 2014-11-25 12:10
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