心とからだのセラピースペース


by まりりん

『医者ができること、してはいけないこと 食い改める最善医療』

『医者ができること、してはいけないこと 食い改める最善医療』
   小澤博樹 こざわひろき 著  三五館  1400円+税


2001年11月発行です。
加古川ウエルネスパーク図書館の書庫にありました。

船瀬俊介さんの『病院で殺される』で紹介されていた本です。


著者は愛知県碧南市の開業医です。

船瀬さんの本を、書き方が激しいなあと思って読みました。
しかし、この本を読んで、現実はもっと強烈なんだー!!と驚きました。


大学卒業後、著者は10年間病院で研修と実際の治療に当たってきました。

その間に、「無駄な手術」というものが少なからず行われているのを目の当たりにします。
その理由は、若手育成と手術代稼ぎ!

もうひとつ実感したのは「いくら早期がんの状態で完璧だとされる手術を行ったとしても、ガンは必ず再発する」ということ。


医療に対する熱意が冷め、やる気をなくした著者は、
父母が開業していた郷里に帰ります。

医者としての恩恵を享受していた著者は、
ヨットを乗り回し、グルメ三昧。
やがて狭心症の発作に見舞われます。

たまたまアメリカの大病院の院長が、玄米菜食で末期ガンを克服した本に出会い、
衝撃を受けます。
そのアンソニー・J・サティラロの師である桜沢如一の著作を読み、
玄米菜食を実践し、狭心症を克服します。

食養生の正しさと効果の高さを実感した著者は、
改築したばかりの医院の多額の借金を抱え、周りの激しい反発にあいながらも、
医院での治療に食養生を取り入れ、西洋医学的治療を可能な限り排除します。

その過程で、妻も、子どもをつれて去って行ったそうです。


「病気とは、発病するまでの個人の生活様式や食生活、あるいはものの考え方に
何らかの歪みがあったために発生したものであり、その責任はすべてその個人にある。
『何も悪いことをしていないのに病気になる』などということは、本来ありえない。」
と言い切っているのには驚きました。
必ずしもそうとはいえない場合もないではないと思いますが、ここまではっきり言うのははじめて、
そうかー!なるほどー!!という感じです。

「治るあてもない病気を抱えた多くの患者さんが、『お百度参り』よろしく大病院に向けて列をなしている。
診察を受けるのに、あるいは薬をもらうために何時間でも辛抱強く待ち続ける。
その果てに、診察時間はたったの1分であったりする。
それはあたかも、現代医学という『神』を盲目的に信ずる新興宗教のようだ。
そして、『信者』たる患者さんたちの病気を治せずにいるのだから、宗教としても邪教に他ならない。」

「なぜ、医療機器や設備、診断技術等が年々進歩しているのに、
病人は減らないばかりか増える一方なのだろう?
一言で言えば、それは現代医学の根本の考え方が間違っているからだ。」

「現代医学の治療法とは・・・オフィスビルで非常ベルが鳴ったとき、
ベルの音をストップするだけで仕事に戻ってしまうようなもの」
(私が思うに、それより更に害がある・・・)

「機械文明が発達するにともなって、現代医学(西洋医学)も、
人間の身体を機械と同一視するようになってしまった。」


生体血液細胞分析検査による画像がたくさん紹介されています。
玄米菜食暦5年の男性の血液は、赤血球が均一な大きさで、1個1個が遊離しています。
普通の食事をしている人、抗がん剤服用中の患者、糖尿病患者などとの違いは一目瞭然です。


生体微弱磁気共鳴装置による検査値の表も大変興味深いです。
牛乳、豚肉、ケーキなどはそれぞれ、食べた直後から2・3時間たっても、
免疫、ストレス、ガン、白血病などの数値が最悪なのです。

玄米菜食を摂ったあとの数値は、それらと正反対、最高値が持続しています。

出されるとついついケーキや肉も食べてしまう私は、時々これらを見る必要があるかも。


「現代医学についてはひたすら医者の言うことを盲信してしまう人々が、
代替医療となるとはじめから疑ってかかり、
メカニズムや作用機序について「科学的に説明しろ」と迫るというのも考えてみればおかしな話だ」
という著者の嘆きには共感します。


「最後に「ありがとう」と言って、微笑んで亡くなっていくというのも、
ある意味「治った」姿と言えるのではないか」
というのは、これからの医療に必要な視点なのでは?と思います。


なかなか「熱い」人で、ところどころ笑ってしまいますが、
一読の価値はあると思います。
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                 ゼロ会メンバー あみちゃん撮影




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by d_rainbow | 2014-03-07 15:32 |