心とからだのセラピースペース


by まりりん

『麻ことのはなしーヒーリングヘンプの詩と真実』

『麻ことのはなしーヒーリングヘンプの詩と真実』

 中山康直 著 評言社 1800円+税


「麻」が、本当はとてもいいものらしいということは、ここ数年、耳にしていました。

昨年末に出会った人から,麻の実がとても身体によく、
「麻の実ナッツ」という名で入手できることなどを聞きました。

その直後、本屋さんでこの本を見つけたので、もっと知りたい!と思い、購入しました。


著者は中学生の頃、池でおぼれて、神秘体験をしました。
そのとき、お花畑のような緑色の植物の群生を見ました。

それから7年後、アジアを旅行中に自生している大麻の群生に出会い、びっくりしました。
7年前の神秘体験のときに光の中で見た緑の植物たちと同じだったことに衝撃が走ったそうです。


「大麻」と聞くと驚く人が多いのですが、
「大麻」と麻薬」は全く別のもの、

「麻薬は、アヘン、モルヒネ、ヘロインのように麻酔作用を持ち、
鎮痛剤や麻酔剤として医療用に使われますが、
常用すると習慣性となり、中毒症状や禁断症状を引き起こし、致死量もあります。

しかし、大麻には、これらの症状に当てはまる性質はなく、致死量もありません。

法律的にも、麻薬取締法と大麻取締法は別の法律として位置づけられており、
実質的にも麻薬とは違う分類になっています。」


大麻はヘンプ、マリファナなどと呼ばれ、日本では古代から神聖なものとして取り扱われ、
産業用としても主要な植物だったそうです。


1900年代に石油資源を中心に経済を発展させるのに邪魔になることから、
非常に有用な大麻が規制されていったようです。

1937年にアメリカ農務省は「大麻が地球上で栽培できる植物の中でもっとも有益である」という声明を出した、
そのとたんにマリファナ課税法が制定され、大麻栽培は消滅していったのだそうです。


大麻の有用性は驚くべきものです。

[紙] としては、木材パルプと比較して、同じ面積から4倍の紙を生産でき、
製造過程で汚染物質を出しません。
200年たってもほとんど劣化が見られないほど耐久性が高く上質です。
しかも、1年草です。
ヨーロッパ全土の12%の土地に大麻を栽培したとしたら、その年の全世界の紙がまかなえるそうです。

[繊維] としては、糸、紐、布、紙、様々な生活用品が出来ます。
綿は大量の農薬と化学薬品を必要としますが、麻は必要としません。
4っ倍の耐久性を持ち、単位面積当たり3~5倍を生産できます。
人体にやさしく、過敏肌の人にも適しています。
日本の伝統的技法で、シルクのようにしなやかで輝いた最高のものに仕上がります。
非常に丈夫で、コロンブスがアメリカ大陸を発見できたのも、大麻製の帆やロープのおかげといわれています。

[建材] としては、茎をチップ状に砕いたものと石灰を混ぜて作ったボードや大麻繊維で作られた断熱材を使った住宅がフランスで建てられ、
壁が呼吸し温湿度の調節をし、夏涼しく冬暖かく、省エネに役立っています。
シックハウスや環境ホルモンの心配もありません。
大麻ボードは、どんな形にも整形しやすく、固まるとコンクリートのように丈夫で、非常に高い耐火性も備えており、
半年で育つ大麻を使って、100年以上保つ家を作ることができます。

[プラスティック] 環境にやさしく、土に還元するバイオプラスチックが出来ます。
1941年、フォード社は大麻の自動車を作りました。
車体のフレームはスチールを使用しましたが、ボディの70%は大麻製品で、大麻油を燃料に走りました。
同型と比較して、重量は1/3で衝撃強度は10倍あるということでした。
その上、大麻プラスチックは燃やしても有害物質を出さず、抗菌作用も高いのです。

[燃料] 種子油や茎のセルロースからもディーゼル用油と同じような発火点を持つ燃料やメタノール・エタノールが作れます。
重金属や硫黄を放出しません。
しかも、生育段階で二酸化炭素を酸素に還元するのです(落葉樹の3~4倍)。
もし北アメリカの6%の土地で燃料用に大麻を栽培したならば、
合衆国は化石燃料に全く依存しないで済むとも言われます。

[医療用] 大麻の種子はとても身体によく、コレステロールがバランスコントロールされ、血液が浄化され、
頭の働きをよくし、免疫力を高め、不老長寿の食材です。


地球の危機的な状況を救うものとして、大麻が活用されるようになってほしいです。


著者は「縄文エネルギー研究所長」なので、超古代の日本の歴史と、大麻のかかわりについて、
多く書かれています。

付録に、ヘンプ産業のネットワークとして関連会社、情報機関が紹介されています。
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by d_rainbow | 2014-01-14 16:12 |