心とからだのセラピースペース


by まりりん

『見えない世界の科学が医療を変える』

ーガンの神様ありがとうー

  長堀 優 著   でくのぼう出版  1300円+税


「たくさんの奇跡と感動がここにはある」  村上和雄博士 (筑波大名誉教授 遺伝子学者)

常識の大転換の時代ーーー
「日本中で大ブレーク中の新しい医療を目指す現役外科医の理念すべてが分かる本」
    池川 明氏 (胎内記憶の産婦人科医・医学博士)


ガンに勝つ医療から負けない医療へ
死は敗北ではない
愛と感謝で命は輝く
西洋医学と東洋哲学の統合


「ガンは、病気は、悪いだけのものなのか」
これがこの本の大きな主題だそうです。


未だ、医学・医療の世界では「人間とは肉体」を死守しているようですが、
著者は物理学の最先端は東洋哲学にどんどん近づいていることを、直視しています。

と同時に、患者としっかり向き合うことから、
心の力、逝く力を学びます。


木内鶴彦さんは臨死体験中、未来へ行ったそうですが

「人間を動かしていたエネルギーが、肉体の死後も何がしかの形で残り、
質量を持つ肉体から離れ、時空間を超越して過去も未来も距離の隔たりもない世界へと旅に出る、
逆に人間が誕生するとは、草創期の宇宙と同様に
時空間を越えて動き回っていたエネルギーの流れが肉体と一体となり、
その動きに制限が加わることと仮定したら、
にわかには信じられない木内さんのこの体験も説明が付くように私には思えるのです。」


「将来的には(iPS細胞と)同じような手法で、がん細胞の性質を変えて、
増殖しないおとなしい細胞に変えられる可能性があるんじゃないか、そういうことをすごく期待しています。
ガンの治療というと、
そのがん細胞をどう殺すか、どう切除するか、どうクスリで殺すかということを考えていますが、
そうじゃなくて、ガンはガンで認めてあげようと、
だから殺したり切り取るんじゃなくて、おとなしくさせようと」
との山中伸弥さんの発言を紹介して、

「ガンと長く共生していくためには、この「受容」という態度がとても重要になります。」


オーストラリアの整形外科医・モズレー博士のグループの興味深い研究も紹介されています。

痛みを和らげる治療で、効果がないはずの方法も通常の治療と同様の効果が確認されたそうです。

「プラシーボはクスリだけと思っていたわれわれ外科医にとって、これは衝撃的な結果でした。
手術は一体どこまで有効なのでしょうか。」


生死の境をさまよっていた人が奇跡的に意識を取り戻した経緯に関する話も興味深いです。

脳神経外科医だった患者のポケットにポケベルを見つけた看護師が機転を利かせて、
ベルを鳴らして「先生、急患です」と叫んだ瞬間、目を開けたのだそうです。

この佐藤正純さんは
「中途失明を含む重複障害を負った脳外科医 心のリハビリを楽しみながら生きる」の中で

「私の人生は、チャレンジャーではなくチャレンジド、つまり神が与えてくれた人生です。
神様は背負えないような苦しみは与えない、すべては天の決めること。
私に多くのことを学ばせてくれたこの人生に感謝したい」と話します。

桑原啓善さんがたまたま偶然、著者のいる病院に運び込まれ、緊急手術のあと意識が回復しないとき、
著者はふと思いついて患者の耳元で「山波先生」と叫んだそうです。
効果てきめんだったそうです。


これまで病院、医師は救命、延命だけを追ってきましたが、
評論家の米沢慧さんは
そう遠くない時点で訪れる死を受け入れながら還りつつある命のステージを支える医療のあり方を
"還りの医療"と名づけているそうです。

"往きの医療"では、科学的データの基づいた医療、治療cure(治療)が行われ、
いのちのしくみ・しかけに働きかけるのに対し、

還りの医療では、対話による治療、care(養護)が主体となり、
いのちのすがた・かたちに働きかけるのだそうです。


遠藤周作さんは、キリスト教を唯一の正しい宗教とする考えに、日本人として違和感を抱いていて、
日本人とキリスト教の矛盾に大いに苦悩されていたそうです。

キリスト教に深く帰依されてきたけれど
「善と悪」「正と不正」を明確に区別するキリスト教的な人間教育を
最後には受け止めきれなくなっていた?

このキリスト教に基づく教えは、
「ガンを消さなければならない悪」と考える西洋医学に通じるものがあると、著者は述べています。

本書の主題は、遠藤氏が最後に到達された宗教観に大きく啓発されたのだそうです。

「東洋も西洋も背中合わせになっていて、それを刀で割ったように分けてはならぬ。
この思いは、これからの社会のあり方を考える上で非常に重要になってくるはずです。」


「健康な人も、病気を持つ人も、この世における死が近づいた人も、なお心の健康を追求する。
これこそが病院が目指すべき究極の目的ではないでしょうか。」

"命は誰にも救えないかもしれない。でも心は救えると信じたい" 『神様のカルテ』 夏川草介

"心の健康を取り戻したとき、大いなる心の力が発揮され、深い癒し、そして自然治癒力が生じる"
これが著者の確固たる信念。

「病院」から「健康院」に、したいと願っているそうです。


最後に「桑原啓善先生に捧ぐ」として、
2012年1月に緊急で山波言太郎さんが運び込まれてからのことが書かれています。

「私は常々人の生死は医者が決めるものではないと考えていますが、
今回のことで改めてその思いを強くしました。

気力や強い使命感が、医学の常識を打ち破りうることも確認できたように思います。」

「また、当院へ運ばれた経緯も含め、すべての出来事があたかも予定されていたことのようであり、
目に見えない運命的な力を感じたのでした。」

偶然が重なって、その結果としてこの本も出来たのだそうです。
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  スタンプレース&アート
                    ゼロ会メンバー あみちゃん製作




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by d_rainbow | 2013-11-22 15:05 |